臨床心理士を通信教育で取ることが出来たら、地方の方や、仕事のある方には朗報ではないでしょうか? じつは、これが可能なようなのです。制度そのものは、数年前に始まったようですが、最近になって興味を持って調べたので…。じつは、放送大学大学院文化科学研究科・文化科学専攻(修士課程)の臨床心理プログラムが、第2種大学院指定校に指定されました。(財団法人・日本臨床心理士資格認定協会による)
臨床心理士の資格は、取得までの道のりが長いのですが、臨床心理士を通信教育で取ることが出来るようになって、道が広がったと思います。
臨床心理士そのものは、財団法人・日本臨床心理士資格認定協会による民間の資格ですが、カウンセラーや心理療法家など、こころの問題の臨床にかかわる職業に人気で、臨床系の心理学資格としては、いちばん知名度が高いものです。
民間資格としっても、すでに国家資格とするべきという議論は国会・厚生省・医療団体などで交わされてきています。ただし、関係各団体の意見調整に難航し、現在は一時凍結されています。
さて、臨床心理士の資格を受験するためには認定協会の指定する第1種指定大学院もしくは第2種指定大学院を卒業していることが条件となります。これらの大学で臨床心理学コースや教育臨床心理学分野などの、指定された臨床心理学に関する課程を修了していることが要件となります。
第1種と第2種の違いは、第1種指定大学院卒業の場合は実務経験不要で、試験を受験することができますが、第2種指定大学院の卒業生は、受験前に修了後1年間の実務経験が必要とされます。これらの違いは、教員数や学習施設の有無などによって判断されます。
臨床心理士を通信教育で取ることのできる放送大学大学院文化科学研究科・文化科学専攻は、実習が外部機関に委託しており、ここから第2種指定大学院となっています。
また、通信教育で臨床心理士資格への勉強ができる、ということで、放送大学大学院の堂プログラムは、現在大変高い倍率(50倍〜30倍)になっているようです。その他に臨床心理士を通信教育で取れるところは、京都の佛教大学大学院(臨床心理学専攻)しかありません(こちらは第1種指定大学院ですが、終了期間は3年です)。